energytransition’s diary

急速に変化する電力・エネルギー業界での出来事について慎ましく発信するブログです。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中規模太陽光・風力向け固定買取(FIT)終了へ

経済産業省が中・大規模の太陽光・風力発電向けの固定買取価格(FIT)制度を近く終了する見通しのようだ。 記事を読む限りでは50~100kWh以下の小規模の商業・産業施設や家庭向けの太陽光発電に対するFITは継続する見込みだが、大半の太陽光や風力発電に対す…

太陽光発電所の草を刈る羊

米国の太陽光発電デベロッパーであるNexampが、ニューヨーク州の太陽光発電所(7.5MW)の草刈りに150匹の羊を活用する。 太陽光発電システムを草の生える地面に設置する場合、定期的な草刈りが必要となる。通常は普通の芝刈り機を使うが、これは化石燃料を使…

住宅向け太陽光発電の設計にGoogleのAIを活用

米太陽光発電最大手の一角であるSunPower社がGoogleのAI Platformを活用することで、住宅向けの屋根置き太陽光発電システムの簡易設計・発電量試算を行うシステムを開発している。 自宅の屋根への太陽光発電導入に関心のある人が住所を入力するだけで、どの…

コンクリートで蓄電?Energy Vaultの斬新アイデア

www.youtube.com Energy Vaultというカリフォルニア州及びスイスを拠点とするスタートアップが斬新な?アイデアで蓄電することを構想している。 そのアイデアというのは、電力料金の安い時間帯にコンクリートを地上33階相当の高さまで積上げることで電力を位…

アメリカの大手太陽光発電デベロッパー 経営陣更迭

アメリカの大手太陽光発電デベロッパーであるCypress Creek Renewables(サイプレス・クリーク・リニューアブルズ、CCR)が会長・社長を含む経営陣の交代を発表した。 CCRは2014年創業の新興企業であるが、積極的な案件開発やEPC部門の買収等を通じて急成長…

【解説】タックス・エクイティとは?

今回はアメリカの再生可能エネルギー業界を理解するに当たって重要な「タックス・エクイティ(Tax Equity)」について、自分の理解の整理も兼ねて簡単にまとめたいと思う。 色々な理解の仕方があると思うが、Tax Equityとは「節税を主な目的とした投資」と理…

Facebook テキサス州の379MW太陽光発電所に直接投資

Facebookがアメリカ・テキサス州のProspero太陽光発電所(379MW)にタックス・エクイティとして直接投資をすることを発表した。 Facebookが再エネへの取組に積極的であることはよく知られているが、通常、企業は再エネ電源から生み出される電力・再エネ証書…